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蓄電池とは?それぞれの種類や特徴、メリットについて紹介

2019.12.11

蓄電池とは、簡単にいうと「電気を蓄えておく物」です。
充電池をイメージすると、わかりやすいかもしれません。

なんとなくイメージは理解しているけど

蓄電池について、よく分かっていない
どんな種類がある?
購入するほどのメリットはあるの?
太陽光発電を導入しているけど購入した方がいいの? など

蓄電池に興味はあるけど「いまいち内容が分からない」という方もいるのではないでしょうか?

そこで、蓄電池の機能や種類・特徴から導入する際のメリット・デメリットなどについてまとめました。

「蓄電池に興味がある方」は、購入前にぜひ、参考にしてみてください。

~目次~

1、蓄電池とは何?
  1-1 蓄電池の種類

2、蓄電池設備の種類
  2-1 単機能型とハイブリッド型の違い

3、蓄電池のメリット・デメリット
  3-1 メリット:蓄電池のメリットは安心感
  3-2 メリット:電気買取期間(FIT)終了後でも電気代の節約が期待できる
  3-3 デメリット:蓄電池のデメリットはコスト面

4、蓄電池購入を検討している方は「省エネプラス」へ

5、まとめ

1、蓄電池とは何?

冒頭で少し触れましたが、蓄電池とは充電して、電気を蓄えて使う充電池のことで、2次電池とも呼ばれています。

逆に、単一電池や単三電池など、充電ができない「使い捨て電池」と呼ばれるものは、1次電池といいます。

身近な物では、スマートフォンやノートPCといった電子機器を充電して繰り返し使えるように、蓄電池(バッテリー)が利用されていることはご存知だと思います。

他にも、電気自動車のバッテリーとしても使用されていて、蓄電池は生活の中でとても馴染み深い物の1つです。

また、蓄電池を使用した設備には

● 据え置きタイプ
● 移動式タイプ

大きく分けて上記の2種類があります。

一言で蓄電池といってもいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。
この章では、蓄電池の種類や特徴について紹介していきます。

1-1 蓄電池の種類

蓄電池の種類は他にもありますが、一般家庭で使用することが多い蓄電池の種類は以下の3種類です。

蓄電池の種類特徴一例
鉛蓄電池安くて、寿命が長い。
充電や放電の効率が悪い。
ガソリン車のバッテリー など
ニッケル水素長時間の充電や放置(過充電・過放電)に強い。
他の蓄電池と比較すると少し寿命が短い(6年程)
電気自動車のバッテリー

 

充電池の「eneloop」など

リチウムイオン6~20年と寿命が長い。
自己放電量が少ない。
製品自体の値段が高め。
スマホやノートPCなどのバッテリー など

詳しくは次章で紹介しますが、家庭に設置するタイプの蓄電池には「繰り返し使える寿命の長さ」「放電量の少なさ」などの特徴があるため、リチウムイオン電池が採用されている機種が多いです。

2、蓄電池設備の種類

蓄電池設備には、大きく分けて「据え置きタイプの蓄電池」「移動式タイプの蓄電池」の2種類があることを前述しました。

それぞれのタイプを細かく分けて特徴をまとめました。

設備の種類タイプ特徴
単機能型蓄電池据え置きタイプ● 蓄電池とパワーコンディショナー(パワコン)で構成されており、単体で使用できる。

 

● 太陽光と合わせて使う場合は、太陽光発電と蓄電池のパワコンを1つずつ通る必要があり、蓄電する際に変換ロスが発生する。

ハイブリッド型蓄電池● 太陽光発電と蓄電用それぞれのパワコンが搭載されているので、単機能型より省スペース化ができる。

 

● 単機能型では電流を変換するためにパワコンを2回通る必要があったが、ハイブリッド型では、パワコンが合体しているので、太陽光発電との相性も良く変換ロスが少ない

トライブリッド蓄電池● 電気自動車の発電・蓄電もできる。

 

● 太陽光発電と蓄電用のパワコンも搭載されているので、家庭内以外にも電気自動車用としても利用できる。

スタンドアローン型移動式(ポータブル)● 移動式の小型蓄電池。

 

● 持ち運べる大きさなので、蓄電池の容量は小さめ。

● 電気代節約もでき、企業が災害時や火災などの緊急事態で被害を抑える「BCP対策」が等できる。

上記の表が主な、家庭用蓄電池の種類です。

4種類の中で出荷数が多いのは、比較的費用が安く容量が大きい単機能型の蓄電池です。
太陽光発電と併用して使うことを検討していない場合は、手軽に利用ができるため人気があります。

ですが「人気がある」「料金が安い」という理由だけで蓄電池を決めるのは、少し注意が必要です。
蓄電池タイプ別に特徴をもう少し掘り下げて紹介していきます。

2-1 単機能型とハイブリッド型の違い

蓄電池設備の導入を検討している場合、「単機能型とハイブリッド型どちらを購入すべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか?

結論からいうと、太陽光で発電をした電気をより効率良く蓄電したいなら、ハイブリッド型を選ぶのが良いです。

その理由として、単機能型では充電しながら放電が行えず、充電か放電のどちらか片方の機能(単機能)しか利用できないためです。

他にも、単機能型の場合は、太陽光発電で得た電気(直流電流)を交流電流に変換しないと充電することができません。
そのため、パワーコンディショナー(パワコン)で直流電流を交流電流に変換する作業を行う必要があります。

つまり、単機能型の蓄電池で蓄電する場合は「太陽光発電のパワコン」と「蓄電池のパワコン」を通って、変換作業を行う必要があるため、電気エネルギーの変換ロスが発生して効率的に充電ができません。

一方のハイブリッド型は、これまで太陽光発電と蓄電池に1台ずつ必要だったパワコンを1つに合体したものです。
太陽光で発電した電気(直流電気)を、直接蓄電池に充電できるため変換ロスが非常に少なく、効率良く充電
することができます。

太陽光から直接充電ができるため、長期間の停電にも対応が可能で、太陽光発電との相性も良いです。
これから太陽光発電と蓄電池、両方の導入を検討している場合は、ハイブリッド型。
電気自動車と太陽光発電との併用を検討している場合は、トライブリッド型がおすすめです。

3、蓄電池のメリット・デメリット

蓄電池を導入する場合は、費用的にも決して安い金額ではありません。
そのため「わざわざ導入する必要があるの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。

この章では、蓄電池を導入した時のメリット・デメリットについて紹介します。

3-1 メリット:蓄電池のメリットは安心感

蓄電池を導入して大きく感じるメリットの1つとして、災害時の安心感があります。
ここ最近日本では、地震や津波・台風などの自然災害が多発しています。

2019年9月には、千葉県で台風15号の影響を受け、大規模な停電が発生し長期間電気が使えない状態が続きました。
このような災害時に、電気が使えるのと使えないとでは精神的な負担もかなり軽減されます。

他にも、太陽光発電と併用して使うと、自給自足で得た電気を蓄電して使えるので、電気代の節約にもなります。
太陽光発電と併用しない場合でも、時間別で電気料金が変わるプランを契約している方は、料金が安い深夜に充電して、昼間に蓄電池の電気を使用することで、電気代の節約が期待できます。

蓄電池売電イメージ
参照:ニチコン

3-2 メリット:電気買取期間(FIT)終了後でも電気代の節約が期待できる

蓄電池導入のメリットは安心感だけではありません。
「固定買取期間(FIT)」が終了した後でも、電気代の節約が期待できるというメリットがあります。

太陽光発電で貯めた電気を高額で売ること(電売)ができる「固定価格買取期間」と呼ばれる期間は、10年間となっています。
10kW以上でも20年間と期間が定まっているので、期間を過ぎると貯めた電気を高額では売れなくなってしまいます。

「固定価格買取期間」が終了した場合、貯めた電気を電力会社に売るより、自分達で使ったほうが経済的にお得になるというメリットがあります。

どの程度お得になるかというと、電気料金のプランで異なりますが、昼間にかかる電気代は1kWhで約34円ほど必要といわれています。

「固定価格買取期間」が終了した場合の電売価格は、1kWで10円程度といわれているので、単純に考えても電気を使わずに売ると、24円電気代を多く支払うことになってしまいます。

もう少し詳しく紹介する前に、以下のグラフをご覧下さい。

建て方別世帯当たり年間電気消費量

参照:環境省

上記の環境省が作成したグラフは「戸建」と「集合」の建て方別の年間消費電力をまとめたものです。
全体で年間消費電力は、平均4,397kWhとなっています。

電気の電売価格や消費電力は一定ではないので、上下することはありますが、この表から逆算していくと単純計算で1ヶ月の消費電力は平均約364kWh程度です。

1ヶ月の電気代にすると「364kwh×34円」で約12,376円ほどになります。

太陽光発電では平均で80~120kwhほど発電できるので、売らずに蓄電池で貯めて使い、足りない分を電力会社から補うという形にすると、1ヶ月の電気代が約7,648円~9,148円と、電気代が1万円を下回ります。

仮に、固定買取期間が終了した後に、太陽光で発電した平均発電量の80~120kwhを売ると、約800円~1,200円です。

固定買取期間が終了した後も蓄電池を使用することで、電気を貯めて使えるので、夏や冬といったエアコンが大活躍する時期でも電気代の節約が期待できます。

3-3 デメリット:蓄電池のデメリットはコスト面

蓄電池を導入する際の大きなデメリットは、コストがかかることです。
また、もちらんバッテリーなので長年使用すると容量が減ってきます。

例えば、皆さんが使っているスマホやガラケーなどは、1年ほど使用していると「バッテリーの減りが早くなった」と感じることはないでしょうか?
スマホやガラケーだけではなくノートPCなど、充電して繰り返し使える電池は、使えば使うほど蓄電できる容量が少なくなってしまいます。

蓄電池も同じで、使う環境や商品によって異なりますが、蓄電できる容量が減少するといわれています。
そのため、メリット・デメリットを踏まえて、購入前に販売会社に確認しておくことをおすすめします。

4、蓄電池購入を検討している方は「省エネプラス」へ

蓄電池の導入を検討している方で、どこの業者を選べばよいのか悩んでいる方には「省エネプラス」をおすすめします。

「省エネプラス」では、取り扱っている蓄電池のメーカー数も豊富で、設置スペースや太陽光発電の有無など、お客様1人ひとりの環境に合わせて、最適な蓄電池を提案させて頂いております。

また、「太陽光発電と蓄電池をセットで購入を検討している」という方にも、お客様に合わせた商品の提案を行っています。

「蓄電池について、もっと詳しく知りたい」「我が家に合う蓄電池を探している」という方は、ぜひ1度「省エネプラス」にお問い合わせ下さい。

省エネプラス

5、まとめ

今回の要点をまとめると

蓄電池とは、繰り返し使える充電池。
蓄電池設備には、据え置きと移動式タイプの2種類がある
太陽光発電と併用を検討している場合は「ハイブリッド型の蓄電池」がおすすめ
災害時だけではなく、普段の生活でも電気代節約が期待できる
蓄電池設備は、導入コストがかかるというデメリットがあるが災害時に安心

上記5つです。

災害などによる停電が発生しても、蓄電池や太陽光発電を利用することで、精神的な負担が軽減されます。

「省エネプラス」では、お客様の要望や予算など、ヒアリングをして最適な蓄電池を提案しております。

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